スタッフ日記

Sentimental Journey

わたしの70年の人生にかけがえのない出会いが二つあります。
最初の出会いは1979年、産婦人科医の根岸悦子さん、彼女と訳した『ウーマンズボディ』(1980)をきっかけに二人で全国性教育行脚をし、翻訳では飽き足りず性の勉強をちゃんとしたいと言ったら「ハワイのダイアモンドのところにゆきな」との仰せ。
で、ともかくハワイへ。おそるおそるMilton(ミッキー) Diamond教授を訪ねたのです。文科省の留学生でもなく教授の推薦状を握りしめる院生でもない30半ばのフリーのチズコの話を1時間も聞いてくれたミッキー、「明日からこの研究室にいらっしゃい。あなたのデスクはこれ」と両手を広げてくれました。1982年のこと。みんなまだまだ若かったなー。そう、これが第2の出会い、です。わたしはミッキーの日本人弟子第1号になりました。
それからなんと36年!
36年前と今の二人
タフに世界をかけ回っていたミッキーが倒れた!とミッキーの日本人弟子の妹分東優子さんが知らせてくれて、とにもかくにも「お見舞い」と相成り、優子さん、本橋さん(日本性教育協会顧問)、池上の3人でかけつけました。かいがいしく介護するパートナーのコーニーに叱咤激励されリハビリに励んだミッキー、幸い話もできるようになり、3日間の滞在で5回もいっしょに食事をし、ゆったりとしあわせな時間をすごすことができました。ミッキー研究室で私と同期だったコーニーの奮闘ぶりにあらためて脱帽。がんばれ、でも無理しないでね。いまもI love you.と言いあうふたりにこころからカンパイ!デニーズでの朝食 右からコーニー、本橋さん、ミッキー、チズコ
レンタカーで走り回って思い出づくりをしてくれた優子さん、ほんとうにありがとう。このハワイ旅行、恩師と後輩にいただいたすばらしいプレゼントでした。

チズコ

ちずこ

スタッフ日記 へ