スタッフ日記

サンフランシスコ報告(現地視察編)。

4/22から4/28まで、アメリカはサンフランシスコに行って参りました。
TAIWAN LOURDES ASSOCIATION(社團法人台灣露徳協會)からのお誘いで、アジア各国でHIV支援に携わる団体から参加者を募り、現地での取り組みなどを学ぼうという企画。
ツアーの名称は「GETTING TO ZERO」。

参加メンバーは、シンガポール、マレーシア、香港、韓国、中国、台湾からで、総勢25名。
日本からは私1名のみで、航路はなぜか香港経由。
行きは羽田からでしたが、家を出てからホテルに到着するまで29時間ほど掛かりました…。

今回は、現地で経験したプログラムについてざっとご紹介しようと思います。
到着した翌朝、ホテルのロビーに集合し、シャトルバスへ。

 

 

 

 

 

 

 

まずサンフランシスコ公衆衛生局(San Francisco Department of Health)を訪問。

ここでは今回のツアータイトルでもある「GETTING TO ZERO」の取り組みについての発表がありました。

 

 

 

 

サンフランシスコにおける目標は、新規HIV感染者をゼロにする、HIVによる死亡者をゼロにする、HIVに対する差別・偏見をゼロにする、という3本柱とのこと。

具体的には、ホームレスやメンタルヘルス、薬物使用者などへの対策が重要だとのことでした。
やはりPrEPが有効な対処法ということで力を入れているようでした。

 

 

観光と食事を挟んで、午後はstrut(Center of Health & Wellness)へ。

 

 

 

 

 

 

 

HIVや他のSTIの検査、ワクチン接種や一部治療も行なっている施設だそうです。
ガラス張りの外装とレインボーフラッグがとても目立ちます。
ここではSan Francisco AIDS Foundationのスタッフから、現地での取り組みについて伺いました。
全体的に新規感染者数は減少しているようですが、午前中の講義でもあった通りホームレスや薬物使用者への対策やスティグマの問題にはまだまだ注力が必要だそう。

 

 

 

 

 

 

翌日も朝から研修。
この日は徒歩でSan Francisco AIDS Foundationへ向かいました。

 

 

 

 

 

 

 

ここでGlideという支援活動を行なっている教会組織の説明があった後、2グループに分かれて外へ出ました。

 

実際にホームレスなどのサポートを行なっている教会へ伺いました。
中での撮影は憚られましたが、多くの方々が休んでいました。
さらに移動して、Glideの活動について詳しく伺いました。

 

 

この日の午後は、San Francisco Community Health Centerへ。

ここでは様々なコミュニティへの支援の届け方や、ドラッグユーザーやセックスワーカーへの取り組みなどついてお伺いしました。

 

 

 

 

これにてこの日は終了。

 

翌日が研修プログラム最終日。
午前中はInstituto Familiar de la Razaまで湾岸地区高速鉄道(BART)にて移動。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは主にサンフランシスコ在住のラテン系住人のサポートを行なっているそうです。
Mission Neighborhood Health Centerのスタッフからもレクチャーがありました。

 

 

 

 

 

 

 

ここではいろいろな資材を頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

内装もとても素敵で、最後に全員で記念撮影を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午後の自由時間を挟んで、夕方からは今回のプログラムの総括となる「GETTING TO ZERO」集会が行われました。
ケータリングの食事を取りながら、現地で活動を行なっている方々からスライドを用いた発表がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これにて予定されていた全プログラムが終了。

当然ですが全て英語の発表でしたので、私の英語力では理解できない部分も多くありました。
それでも直接現地を訪れて見聞きしたり体感することは、とても大切だと感じました。

上記以外にもいろいろな経験をして来ましたので、また改めてご報告しようと思います。

かとう

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