スタッフ日記

経理の独り言:星合の空

今日は七夕。

新暦の七夕の付近は大雨になりがちです。
今年も各地で大雨の被害が出始めていますが
どうか被害が拡大しませんようにと祈るばかりです。

今日の東京の七夕も、すっきりと晴れずじまいで
織姫と彦星の逢瀬は下界からは見えなそうです。

なに事も かはりはてぬる 世の中に 契りたがはぬ 星合の空

これは平安の歌人 建礼門院右京大夫の和歌です。
この和歌で七夕の夜空を「星合の空」と言うことを知りました。
七夕の逢瀬を星が合うという言葉にするなんて素敵だなと。

5月18日に路上飲み防止の為に、高田馬場駅前ロータリー広場が東京都によりフェンスで閉鎖されて現在も閉鎖は続いています。そのフェンスに「愛の南京錠」がかけられているのを、ご存知でしょうか。事務所に出勤した機会に広場に行ってみたら、本当に南京錠が広場を塞ぐフェンスに掛けられていました。早速、東京都からフェンスに私物を放置しないようにとのお達しも貼り紙されていました。

コロナ禍の以前は、
この広場で誰かと共に七夕の星空も見上げたりしたでしょう。
様変わりしてしまった世の中と変わらない人の想い
そこで、ふと あの建礼門院の星合の空の歌が浮かびました。

もう一首、建礼門院右京大夫の和歌です。

世の中は 見しにもあらず なりぬるに 面変りせぬ 星合の空

下界は様変わりしても、星は変わらずに輝き続けます。

早く誰かと共に 心置きなく好きな場所で
夜空を見上げられる日が来ますように。

久しぶりに七夕に願い事をしました。

 

絆の鍵

 

いざわ

スタッフ日記 へ