スタッフ日記

発表会なう

研究成果発表会にて

年度末にさしかかりましたが、いくしまさんが研究代表者を務める地域におけるHIV陽性者等支援のための研究も3ヵ年にわたる研究の最終年度で、いよいよ最終盤を迎えています。

昨日・今日の2日間に開催された厚生労働科学研究費補助金エイズ対策研究事業の平成22年度研究成果発表会に同行しましたが、各研究班の代表者らによる、限られた時間内に実に多くの研究結果(と情熱)が注ぎ込まれたプレゼンテーションの数々には圧倒されました。同じエイズ対策研究事業の中でも2年目と3年目の各研究班が研究発表の対象となっている会ですが、昨年の同発表会で見せていただいた時から比べて、研究が計画通りに進捗していたり方向転換をしていたりあるいは何かしらの成果が上がっていたりと、他の研究班のこの1年間(もしくは3年間分)の動きなども実感することができました。

いくしまさんも、地域で生活するHIV陽性者たちのさらなる社会参加に資するために各分野の支援者たちのHIV相談対応の準備性を向上させていくという研究班全体のコンセプトと今年度の具体的な研究結果に加え、目的に沿ってすすめてきた3年間の各分担研究のステップとそれらの結実を網羅する形で成果を発表。

文豪ウィリアム・シェイクスピアの喜劇「お気に召すまま」には「時というものは、それぞれの人間によって、それぞれの速さで走るものなのだよ」という名セリフがありますが、わたしにはこの3年間というもの高速ジェット・ストリームのごとく、本当にあっちゅー間でした。

地域支援班1.0、まもなく着陸態勢に入ります。

おーつき

スタッフ日記 へ