スタッフ日記

外交レディ

USA今月は、外国・国際関係のイベントに恵まれた月です。

駐日アメリカ大使館が、LGBTプライド月間(1969年6月に起こったゲイバーの強制捜査に対抗して始まった、ゲイ・アクティヴィストたちの運動にちなんで、アメリカで制定)を祝って4日(月)に開催したレセプションに、いくしまさんと出席してきました。ハイ・ランクの外交官が同性のパートナーを伴って外国に赴任したり、陸・海・空・海兵で従軍するセクシュアル・マイノリティのネットワークOutServeが立ち上がったり、11月に再選をかけた大統領選挙を控えるオバマ大統領も同性婚の支持を表明するなど、アメリカでは公的機関を含むさまざまなレベルでセクシュアル・マイノリティの可視化が進んでいるように感じます。

また、これに先立ち、アメリカのセクシュアル・マイノリティのNGOのネットワークCouncil for Global Equalityの代表との意見交換会が行われました。アメリカの外交政策がセクシュアル・マイノリティに配慮したものとなるよう、彼らが政府に対して行っている政策提言や、ロビーイングの手法などが紹介されました。

 

TestingAutographs

続いて、台湾からHIV/AIDSの活動を行う旧知のNGO、Taiwan AIDS Foundationのスタッフと元・政府高官らが来日。日本のHIV/AIDSの取り組みを知りたいと厚生労働省と東京都(南新宿検査・相談室)を訪問し、コミュニティセンターaktaでは台日NGOスタッフらによる交流会が開かれました。HIVにかかわる医療費がエイズ対策予算全体を逼迫しているという台湾のメンバーは、日本では台湾ほどには新規感染が増えていないこと、とりわけMSMへ向けた予防啓発の手法に興味を示していました。

Taiwanこういった交流がそれぞれにとって実り多い時間となり、今後のよりよい活動につながればと思います。

 

 

 

 

★おまけ★

最近やじまさんからもらったオーストラリアのゲイ・バイセクシュアル男性の“ビギナー”を対象にした啓発資材。なかでもいわゆるイケてる系ではない層へ向けて、ポジティブなメッセージとともに、ゲイ・ライフの送り方や性の健康のヒントなどがユーモラスなコミック調で紹介されています。

Australia

おーつき

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