スタッフ日記

東京レインボープライドパレード2016報告

東京レインボープライドパレード2016 5月7日(土)〜5月8日(日)
今年のフェスタ&パレードは、フロート(梯団)数が18、イベント広場でのブース出展は約120と、いずれも過去最高となったとのこと。東京レインボープライドによると、動員も過去最高で、7日のフェスタが23,000人。8日のパレードの日は、パレード4,500人、沿道&会場43,000人で、47,500人。フェスタ&パレード2日間合計で、70,500人を記録という。

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ブース「AIDS IS NOT OVER」を出展
LIVING TOGETHER計画(ぷれいす東京とaktaが呼びかけ団体)が
AIDS IS NOT OVERのブースやフロートを運営しました。

当日は、ぷれいす東京・研究班の資材、隣ではaktaの資材、全国のコミュニティセンターの資材を配布した。また、基金を集めるためのバッチやTシャツを頒布を行った。

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フロート
フロートの搭乗スタッフは、人気のドラッグクイーン、人気ゴーゴーボーイズ、
そして、音楽はDJ:HIDEOによるプレイによるサポートによりとても楽しいフロートになった。

AIDS IS NOT OVER~エイズはまだ終わっていない
WE’RE ALREADY LIVING TOGETHER(MSM首都圏グループ)
Drag Queen:エスムラルダ  DJ:HIDEO
GOGO BOY :DEG (DEGPAG)、孔明

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AIDS IS NOT OVERは18フロート中15番目スタートの予定でした。

多くの方が一緒にあるいてくださいました。

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日台HIVシンポジウム
台湾と日本のHIVの現状と課題を考える。

5月7日(土)13:10~13:50
@代々木公園野外ステージ
主催:NPO法人 東京レインボープライド
協力:台灣同志諮詢熱線協會、NPO法人ぷれいす東京、NPO法人 akta

[司会]生島嗣   (NPO法人ぷれいす東京)
[出演]杜思誠   (台灣同志諮詢熱線協會)
范順淵   (愛滋感染者権益促進会ソーシャルワーカー)
荒木順子(NPO法人 akta)ほか

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1998年に設立され、2003年から始まった「台灣同志遊行」(台湾LGBTプライド)では初回からその運営団体の一つとして活動してきた「台灣同志諮詢熱線協會」。今や台湾で最も古いLGBT活動団体の一つである「熱線」が、現在、力を入れて取り組んでいる「HIV感染者との距離をゼロに!」の担当リーダーが来日し、TRPのステージに登壇。台湾のHIVの現状と、それに対する取り組みについて語る。一方、日本側からは、東京からHIVの情報発信の中核を担うNPO法人aktaが陽性者が共に暮しているリアリティを伝える「LIVING TOGETHER」の取り組みについて報告する。そして、日本や台湾のプライドパレードにおいて今、HIVを語ることの意義を考える。

 

薬物使用者の支援に関する情報交換ミーティング

5月8日(日)パレード終了後、代々木公園の芝生の上で、台湾の医師、台湾ホットライン薬物使用に関するプロジェクト担当者、川崎ダルクスタッフ、国内関係者などとクローズドのミーティングを行いました。台湾サイドから、日本国内の薬物依存からの回復支援の取り組みについて聞きたいというリクエストがあり、コーディネートしたものです。以前から、交流の場をなんどか設けておりました。台湾での感染拡大の背景には薬物使用の問題があり、これは日本、台湾という国境を超えた課題である。そのために、お互いの連携について話し合いました。

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台湾NGOとの交流会

パレードの翌日5月9日に交流の時をもちました。写真は、台湾の愛滋感染者權益促進會、台灣同志諮詢熱線協會、ぷれいす東京スタッフ、通訳に協力してくださいった皆さんです。彼らのサポートでともて良い交流の時となりました。
台湾は年間に2000人以上のHIV感染者の新規報告があり、メインの感染ルートは男性同性間の性行為となっています。台湾の人口は日本の5〜6分の1なので、とても大きな数字です。
今回のシンポジウムは、台湾LGBTプライドの運営団体の一つとして活動してきた「台灣同志諮詢熱線協會」から東京レインボープライド側にあり、実現しました。現在、熱線が力を入れて取り組んでいるのは、「HIV感染者との距離をゼロに!」。ぷれいす東京発の「LIVING TOGETHER」の発想とかなり近いものがあります。今回の交流をとおして、今後も国を超えて連携していきたいと思います。

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寄付と報告

AIDS IS NOT OVERのブースやフロートは寄付で運営しました。
寄付の受付はパレード会場内にある AIDS IS NOT OVER ブース、5月5日からは、コミュニティセンター aktaでも、1000円以上の寄付でオリジナル・缶バッチ(3個)を差し上げた。

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寄付額と会計の報告します。
東京レインボープライド2016にて、「AIDS is NOTOVER」のアクションをご支援いただき、誠にありがとうございました。ブースやaktaでの寄付の総額は、225,363円でした。

ボランティアで参加いただいたクリエイターの方々のご好意にも助けられ、コストを抑える努力をしていましたが、残念ながら赤字が出てしまいました。
今後もakta、ぷれいす東京のネットワークで寄付をお願いし、バッチの配布を続けていく予定です。引き続き、ご支援のほど、よろしくお願いします。
末筆になりますが、今回のフロートにご登場いただき、AIDS IS NOT OVERのメッセージを路上で発信し続けていただいたみなさん、
DQ:エスムラルダ、GOGO:DEG(DEG PAG)、孔明、DJ:HIDEO
また、フロートと一緒に行進をしてくれた、200人以上の皆様に、この場をお借りして心より御礼を申し上げます。これからも、みなさまと共にHIV/エイズの取り組みを継続していきたいと思います。

[支出] フロート音響      :139,778
レンタカーなど :  20,270
フロート材料      :  90,590
プラカード材料   :  11,495
リボン、バッチ   :  57,615
ブース用材料費 :    8,670
合計費用      :328,418
[収入]   バッジ、寄付      :225,363

生島

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