ぷれいすコラム “2022年11月”

「エイズ予防指針」策定から四半世紀:画期的な「個別施策層対策」の意義

稲場 雅紀 特定非営利活動法人アフリカ日本協議会 共同代表・国際保健ディレクター

私は「アフリカ日本協議会」という、アフリカに関わる日本のNGOや研究者などが集まるネットワークで、国際保健分野の仕事をしています。もともとは「途上国にエイズ治療薬が届かない」という問題について、薬の値段の高さや、その原因となっている「知的財産権」の問題について取り組んでいたのですが、それだけでは追い付かなくなり、今では、保健分野を超えて、国際協力全般に関する政策提言や、海外の市民社会組織と日本のつなぎ役のようなことを全般的に引き受けています。 » 続きを読む