陽性者と家族の日記

陽性者としてイギリスで暮らすということ

イギリスに住み始めて9年が経ちます。その間に私が感じた印象は、
イギリスは陽性者にとって暮らしやすい国、だということ。

医療制度については以前も書いたことがあるので、今回は割愛しますが、
“社会の中での受け止めよう”が比較的寛容であるように感じます。

陽性者であることをパートナーや友人たちに話すのは、よくあること。
出会い系で初めて出会う相手に陽性であることを伝えるのも、珍しいことではありません。

なかには、投薬をはじめ、ほぼ死滅している状態(undetectable)であれば、
HIVをうつす可能性がほぼゼロに等しい、むしろ、陽性だと診断されていない人よりもリスクが低い、ととらえる人もいます。

私自身はロンドンにしか住んでことがないので、地方とはまた違うのかもしれませんし、
イギリスは多民族国家なので人種や民族によっては、HIVがまだまだタブー視されていることもあると思います。

日本もこの9年間で色々変わったと思います。より寛容性のある社会になっていくといいですね。

ひろき

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