陽性者と家族の日記

Withコロナ

「新型コロナウィルスと共生する」
こんな、少し意味不明なスローガンを最近、ニュースなどで目にします。
一緒に生きていく、といってもまだ亡くなっている方がいるのに、ものはいいようですね

私の住む英国でも、ロックダウンが段階的に解除され、
ワクチンや特効薬がない状況下で、経済活動と感染予防を両立させるために、
“新しい日常”が始まっています。

今週から、アパレルなど、飲食を伴はない通常の店が営業再開しました。
入場制限と検温、入口にはアルコール消毒液、動線を指定するステッカーなど、
買い物風景も変わりました。

勤め先のオフィスでは、政府のガイドラインに従い、
エレベーターの利用制限と並ぶ列のスペース、飛沫拡散防止のパーティッション、
建物入り口の体温計カメラなどを設置しました。数か月前には考えられない光景です。

慣れていたことが変わっていくのは、寂しかったり、怖かったりします。
でも、変わるって悪いことだけじゃないはず。
在宅勤務の普及や、公園をもっと身近に利用するようになったり、
オンラインのサービスの充実など、身近なところにすでにポジティブな変化があります。

SF映画やディザスター映画で描かれる世界とコロナ禍の現実世界との違い、
それは、困難な状況でも希望を見出そうとする人間の姿なのかもしれません。

ひろき

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