陽性者と家族の日記

イギリスで観戦する東京五輪

いよいよ待ちに待った東京五輪が開幕しました。
イギリスでもBBCが連日、競技を中継しています。

実は開幕前、気持が落ち込んでいました。
五輪が大好きだった国民が、五輪が大嫌いな国民に変わり、
“おもてなし”をアピールしていたのに、五輪関係者の外国人が街に出ると
マスコミが告げ口のような報道をするようになっていたのが、
見ているだけで辛かったです。

五輪開催の是非を問う議論でお互いをけなしあうのも、
感染拡大して苦しむのも、中止の違約金を払うのもすべて日本人。
結局、どちらを選択しても誰もがハッピーではない、何の得もない、
というのがやるせなかったです。

母親から64年の東京五輪の話はよくきいていたので、
自分たちの世代のレガシーになることを期待していたんですが…。

蓋を開けてみたら、日本人アスリートのメダルラッシュで、
列島は大いに盛り上がっている、とのこと。
私も競技ルールさえわからないのに、
アスリートのインタビューを見ただけで涙が…。

お祭りの要素と観客を省いたことで、
結果的にアスリートと競技に集中できるようになったのは、
よかったのかなと思いました。

ひろき

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