陽性者と家族の日記

クロスボーダー+ミーティング

ぷれいす東京さんが主宰するクロスボーダー+ミーティングに参加しました。
私はすでに海外に住んでいる立場ですが、
参加する度に自分がなぜ海外にいるのか、海外で今どう感じているのか
将来はまだ海外にいたいのか、と自分を見つめなおす機会になります。

私の場合は、パートナーも子どももいないので、
一人で海外に住み続けるというのは、移住することより困難かもしれません。
海外に移住する理由と、住み続ける理由は、似ているようで違います。

日本人が海外に出稼ぎにでたり、戦争や政治体制から逃れる必要はありません。
日本人にとってのベストな教育機関や
メジャーな就職先は日本国内に存在しています。
性的志向や国籍や肌の色が原因の差別や偏見は確実に存在しますが、
命の危険性を感じたり、制度として甚大な不利益を被るまでではありません。

世界的にも、非常に恵まれている日本をなぜ飛び出てたのか。
よく親に、なぜ?、ときかれました。
学びたいこと、将来のキャリアなど、理由があったのですが、
正直に言うと、ただ海外に行きたかったから、というのが一番の理由でした。
海外に行ってみたい、移住したい、という希望、意欲に理由は必要なのでしょか?
ロジカルな理由や目的をきくのは、ナンセンスだと思います。
まだ見ぬ世界を見てみたい、言ってみたいと思うのは
人間の根幹にある好奇心からくるものだと思います。

この好奇心がなければ、私たちは人間にはなり得なかった。
だから、海外に行きたい、という人に対して、
私は、行きたい、ということだけですでに立派な理由だと伝えたいです。

ひろき

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