陽性者と家族の日記

イギリスで求職者手当をもらう

新年になりました。
相変わらず無職のままです。
先日、求職者手当(Job Seeker Allowance)の申請をしまた。
なかなかない体験なので、
ここで大まかな情報を共有させていただきます。

まず、大前提として仕事がない、
収入がない(収入補助や同居するパートナーの収入を含む)、
仕事を探している、仕事をする能力と意欲がある、という条件があります。
また、食費相当分の金額を2週間ごとに、最長6か月間支払われます。
それを踏まえ、仕事をしているときの収入をある程度カバーする失業保険ではなく、
求職者手当と訳しました。

その上で、2,3年間程度、ある一定額の納税額がある、
財産(預貯金や金融資産など)がある一定の金額未満、
といった条件をクリアしたうえで、
まずは国が運営するHP上で申請の届け出を出します。

その後、最寄のJob Centreで面談があり
納税証明書、現住所証明(公共サービスや
銀行からの手紙など)、写真付きID、国民保険番号を提出する必要があります。
また、手当を受け取るには2週間ごとに、
仕事を探していることを証明(仕事に応募した際の、受けとり確認のメールなど)を
見せる必要があります。

周りで受け取ったという話もほとんどきかないし、
そもそも、外国籍の私が受け取れるものなのか、と思っていました。
友人曰く、合法的に英国に滞在して、
いままでちゃんと納税してきたのだから、
手当を受け取る正当な権利がある、
恥ずかしいことではない、とのこと。

恐る恐る申請したところ、問題なく受理されました。
面接官の方も、希望の職探しの相談に乗るだけで、
他に私的なことを詮索したり、実際に銀行の残高をチェックする、
といったことなく、嫌な思いをすることはありませんでした。

食費分の手当てがあるだけで、精神的にも救われます。
ありがたや。

ひろき

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