陽性者と家族の日記

たがいの距離

昨年の今ごろは
健康診断でチェックが入り
ちょっとヒヤヒヤ…

今年は自信をもって 元気に
春を迎えられた気がして
うれしいです

☆2025年の桜☆

雪が降る一方で、
最高気温が25℃以上の
夏日も観測された
2025年3月

不規則な天候にも関わらず
桜並木は 今年も輝くような
白の世界を描いてくれました

☆たがいの距離☆

僕が住んでいる関東郊外の街は
アジアからを中心にした
一定数の 外国の人々が
暮らしています

多くは学生ですが、民間企業、
小学校や中学校のALT(英語指導
助手)として働く人たちも
増えてきました

今年は地元の日本人も一緒に
お花見会を行いました
彼らの日本語のうまさには
あらためて驚かされたな

でも、日本語ペラペラなら
万事が順調か、といえば
そうでもなく…
意外な悩みがあるようです

たとえば 日本人は
人間関係を円滑にするため、
無意識に 他人に頭を下げ
”けんそん”の態度を示します

これは独自の文化で
この国に生まれ育って 肌感覚で
身についたものであり ことば
の能力とは直接関係ありません

けれど
日本語が流ちょうだ、と
いうだけで
こうした社交辞令まで
日本人と同等のレベル
を求められがち

そうでないと分かれば
「やはり外国人だね」と
距離を置かれてしまう

そもそも なぜそこまで
要求するのだろう?
それ 本当に必要?
という話で…

そんな僕自身も
他国の文化について
知らないことだらけです

そこで 最近は仕事上でも
世界の国々を調べる
という準備に、より
時間をかけるように
なりました

世界の情勢がどんどん
難しくなりつつある今

せめて 個人対個人 の関係では
たがいの距離を縮めたい

という思いが 常にあります

☆不意のお知らせ☆

先日、5年来の友だちに
自分の病気について
伝えました

おたがい忙しく それほど
ひんぱんには会えないけれど
会った時には けっこう”深い”
話もする間柄

いつかはちゃんと…という
気持ちがずっと 僕の中に
あったけど チャンスがなくて

健康にからんだ話が出た
タイミングだったので、
自然と口から流れ出ました
自分としてはスムーズに
話せたと思っています

「そうなんだ
自分の周囲にも何人かいるよ」

という反応

なんというか…
話しやすかったな

現在のパートナーに出会い
付き合うまえに伝えたときも
似たような反応だったことを
思い出します
2000年代前半とは やはり
状況がずいぶん変わってきた
ようですね

正直 ホッとした
5年かかったけど 時間をかけ
タイミングを見極めてよかった

ありがとうね


☆ネーブルオレンジ☆

なぎさのペンギン

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