陽性者と家族の日記

9月が終われば

☆20☆

HIVを
“自分の問題”として
とらえるようになって
今年で20年になります

あっという間でした

とりあえず
ここまでは来ました

学んだこと
ほんとにたくさんあります

たとえば…

思っていたより〇〇だな、
っていう気持ちと
いや そうでもない と
否定する部分 と

ほとんどのものごとに
たいていの場合は
この両方が備わっていて
ただし 配合比率が
それぞれ違う

どう見きわめるか
めっちゃ大事

とか

「自分を大切にする」ことの
本当の意味は 時間をかけ
ゆっくり 自分の中になじんでく
だから感情には”流されまい”

時には 外を見て
風にも当たらなきゃ
そこから先へは進めない

など…

もちろん

自己管理は”肝”

時間が経つごとに 生きなきゃ、
という思いが高まり 自分を
鍛えるのが楽しくなりました

でも
まだ終わりじゃない
(と思いたい)

僕にとっての
“このあとの20年”

どこまで続く?

たまに考えます

時間の大切さをかみしめつつ

昼も夜も
たまには “自分のペース”ででも
駆け抜けられたら

まあ いいでしょう

☆LOST☆

毎年 この時期に

「Wake me up when September ends」

という曲を聴いています

ちょうど20年前
アメリカのロックバンド
Green Day(グリーン・デイ)が
発表した 世界的ヒット曲です

“9月が終わったら起こしてね”

という題名は

“10月になるまで眠らせて”

を意味しているのかな

ヴォーカルの ビリー・ジョー・
アームストロングは 10才の秋
9月に 父親をガンで失いました

失意の経験をもとに
20年後 当時の気持ちをつづった
歌を作りました

自分と同様に残された母親を
なんとか励まさなくちゃ と
けなげに耐えつつも

“ちょっとだけ 泣き暮らしてもいい?
少し休んだら 立ち直れるからさ”

ビリーは そう考えたのか

すごく残念だけど
“サヨナラに強くなる”のって
とっても大事なことだと思う

それでも
大切な人が世を去った
その”月”の記憶は
永遠に忘れられません

あのときの空気感
眺めた景色
すべてが そのまま残る

毎年4月に父の命日
母が10月
そして突然 世を去った
亡きパートナーの11月

僕には3回

あとひと月ちょっと
彼が愛した九州へ
6年ぶりに行ってきます

揺れ続ける世界で

たくさんの人たちが
少しでも 笑顔を浮かべて
暮らせますように

なぎさのペンギン

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