陽性者と家族の日記

久しぶりの登場!

福岡に一人旅に行ってみた。
福岡は親戚とか、みんながいるので僕にとっては第ニの故郷みたいなところで、ばあちゃんのこととか心配だったんで、その事も兼ねて…。
僕にとっては軽く挨拶にでもいくノリで、ばあちゃんのところにいったのに、えらく歓迎されちゃって、なんだか不思議な気がした。 適当にぶらぶらして、勝手に仕事辞めて、いきなり来た自分を責めるでもないし…。
親戚のにいちゃんにも会ってきた。お店を出したらしく、忙しそうだけど、凄く嬉しそうだった。
少し。てか、かなり(笑)太っちゃってて、でも優しそうな面影はまだ残ってて‥。僕が店に顔を出したら「お~、ひさしぶり!なんでおると?」て、満面の笑顔だった。
久しぶりに見るにいちゃんは、僕のめちゃくちゃタイプに仕上がってたんで(笑)おもわず、にやけて笑ってしまった。
みんな、それぞれ変わってて…。
子供の頃に見た風景は、あまり変わらないのに、人はどんどん変わって行くんだなぁ…って。
なんか取り残されているようで、少し寂しかった…。そりゃ、僕も かわってってはいるんだろうけど。羨ましいっていうか‥。

たとえば、僕がもし、向こうに好きな人がいて、想いを告げて全部捨てて行ったとして…。
その人は僕のことを受け入れてくれるんだろうか? もし受け入れてくれたとしても、“病気”のことを話したらどうなんだろうか‥?
なんだか足かせがあるようで、辛いかも。

背負っちゃったものはしょうがないし、自分としても、何年も付き合って、割り切りはもう、ついてるはずなのに…。

“捨てる”のが恐いのか、“求める”ことが恐いのか‥。わかんなくなってくる。答えはないんだろうけど…。

ずーっとこんな思いを抱えてくのかな…?
いくら考えてみても仕方のない事なんだけど‥

ゲイであることも、病気のことも気楽に話せる日がくれば…、その時こそ、本当の自分の“自己紹介”が出来るんじゃないかって思うんだけど‥。
そしたら、もっと楽しいのに…。

みのる

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