陽性者と家族の日記

変わらないもの

週末から相方と新潟方面へ旅行に行ってきた。
帰りは長野から軽井沢で買物のため途中下車。
軽井沢は一昨年にも旅行に行き、色々物色したのだが
二人の興味はアウトレットの衣料品よりむしろ食べ物の類。
二人してとても喰い意地が・・・もとい、グルメなの。

相方の目的地の一つに、表通りに面した古い佇まいのケーキ屋さんがあって
前回は買い損ねたため今回は真っ先に向かって無事数種類のケーキを確保。
東京に戻ってきて試食会を執り行った。

感想は・・・一言でいえば「懐かしい味」というところ。
最近の洋菓子は、バターや洋酒や蜜の類をたっぷり使って
まったりと柔らかい食感のものが多いけど、ここのはそれとは対極のさっぱり感。
和菓子屋さんが洋菓子を作るとこんな感じ、みたいな。。。

このケーキ屋さんのケーキは多分昔から全く変わらない作り方。
材料が豊富にそろえられ、飽食の時代になっても頑なに変えていないのだろう。
新幹線がやってきて、自分みたいな観光客が街中にあふれかえるようになって
下世話な店がどんどん増加している中で、
この地味さ加減は、昔ながらの軽井沢が垣間見える気がした。
いつまでも変わらずにいて欲しいもの。

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