陽性者と家族の日記

あとらくしょん

たまたま、ある人の計らいで
「いつかはお会いしてみたいポジの人」に
引き合わせてもらう機会があった。
ご自分の状況を知る友人が周囲にいて、
ご自身の日々の生活(人生)をとても前向きに
過ごされていることをうかがい知ることで、
いい刺激をいただいた。

30半ばとなって、人生の岐路がそこらじゅうに
増えてきたせいか、昔からの友達に
色んな相談を受ける事がしばしば・・・・
頼られるのは、とてもありがたい話と思っている。

しかしながら、相手が心を開いて自分の苦悩を
打ち明ける一方で、自分が感染した事によって
通過してきた紆余曲折の心情について
全く話さないという自分の信念に
折りしも、揺らぎを感じ始めてきていたとこだった。

たぶん、自分が感染者であることを明かして
既に周りに理解者のいる人達にとっては
さほど難しい悩みと思われないかもしれないけど。

今回の出会いで自分に融通さの幅が
少しでも増えるかもしれない。
実際に「明かす」・「明かさない」は別にして
もっと長いスパンで物事を考える契機になれば。

前を歩く先輩たちがつまづいてきた場所を
やっぱり避けていくことはできない。

ガジ

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