陽性者と家族の日記

つきたて

 夕食におもちをついて食べた。
 といっても、わたしの子どもの頃のように、
杵と臼でつくのではなく、餅つき機で。

 おろしもち、きなこもち、あんころもちは
どこでも定番だろうけど、うちはそれに加えて、
白菜のおひたしを作ってそのなかにおもちを入れる、
このあたりの伝統的な食べ方と、大人向けのショウガもち、
ツナ缶にマヨネーズを加えたツナもち、
そして、納豆大好きな娘と姪のための納豆もちがあった。

 もち米の蒸しあがるなんともいえないいいにおいが
キッチン中にただよって、娘たちは食べる前から期待感でいっぱい。
こんなに食べられるのか?と思うような量だったけれど、
あっというまにみんなでたいらげてしまった。

 こんなふうにおもちがおいしく食べられる季節になったんだなあ。
冬も寒いけど、そういうふうに考えるとうれしい気がする。
 

つばさ

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