陽性者と家族の日記

余韻

 先日、「ジーザス・クライスト・スーパースター」を
友人3人と観にいった。

 「ジーザス…」自体はすごく迫力があって、
わたしの好きな役者さんも出ていたし、
とにかく夢中で見ていたらあっという間に時間が過ぎたという感じ。
大満足だったのだけど、別のところでひとつ不満が残った。

 友人の1人が全く余韻にひたらない人間だったのだ。
 いい舞台を観終わったあとはすごく高揚した気持ちになり、
しばらく感想を言い合ったりする、というのが、
わたしといつも一緒に行く友人たちとのパターンである。

 でも、昨日一緒に行った友人の1人は、
席についてから始まる直前まで忘年会にするゲームの話をし、
終演後の車のなかでは習い事で一緒の人たちの噂話。

 なんだか、舞台の楽しさが半減した気がして、
すごく損した気持ちだった。
帰ってからパンフレットを読んだりして、
もう一度、ちゃんと余韻にひたりなおしたけど。

つばさ

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