陽性者と家族の日記

中心じゃなくて背後から?!

君は覚えていないだろうな。

朝からもやもやした気持ちで家を出て、
通勤電車の中や仕事中、ふと集中が途切れると
かの時期のことを思い出して一日を過ごし、
夜に帰宅していつものように二人で晩ご飯食べた。
そして、のんびりとテレビを観てた。

たまたま君は、こっちにもたれかかって
横顔をボクの背中にくっつけて
流れるアイドルグループの新曲を
「この歌、意外と簡単なんだよ」といいながら
画面にあわせて歌ってたね。

「・・・・君が必要さぁ~・・・・♪」
まだ、うる覚えなのか、単なる練習なのか
とても上手とは思えなかったけど、
聞き慣れた声が奏でるラブソングが
耳からだけでなく、背中からココロに響いてきた。
不覚にも泣けてきてしまった。

君は意識してないよね、きっと・・・・
その日がクスリを始めてちょうど二年目の日だってこと。

ガジ

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