陽性者と家族の日記

Kissing Jessica Stein

 昨日は久々にまとまった時間ができたので、DVDを借りて、
『Kissing Jessica Stein』という、前から見たかった映画を観た。

 主人公のジェシカは運命の人を求めてデートを繰り返すのだけど、
全然めぐり合えず、職場の上司で大学時代からの友人には、
「人は自分を通してしか他人を見られない」、つまり、
相手が悪いんじゃなくて自分に問題があると言われる始末。
そんな時、偶然、自分の好きなリルケの詩を引用した恋人募集広告が。
でも広告を出したのは女性を求める女性だった…という感じのストーリー。

 そもそも、私がこの映画を観ようと思ったきっかけは、
恋人募集広告で引用されたリルケの詩が好きだったことと、
その広告を出した女性ヘレン役の女優さんがすごくタイプ♪
だったからなのだけど、映画のなかのジェシカを見ていると、
自分を見ているようで身につまされた。

 「完璧にできそうでないことははじめから挑戦しない」
「相手に文句ばかり言うけれど、自分は変わろうとしない」
「変化を恐れるあまり惰性に陥り、進歩がない」etc.
…これって全部私だよ~。

「全てを受け入れられる人/いかに斬新なことでも拒まない人だけが/
実り多い人間関係を築くことができる」(リルケの詩の一部)
改めて自分のことを考えた一日だった。

 

 

つばさ

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