陽性者と家族の日記

お礼状

帰宅して郵便受けを覗くと、その中に一通のはがき。
差出人は、今月はじめと先週に聴きに行ったコンサートの演奏者の方(代表)の人であった。
おや。。。。
要するにそれは、足を運んでくれたお礼状だったのだ。

そのコンサートの出演者は一応ちゃんとしたプロの方々で、中にはヨーロッパで高く評価されている人も含まれている。但し、今回のコンサートの演目が17世紀のイタリアの某作曲家のカンタータとオラトリオというとても一般人には馴染みの無い分野(但し自分的にはとても好きなのだが)であるせいか、観客もさして集まらず、出演者の親戚縁者関係者以外の自分のような「聴きたいから来ました」的聴衆はそれほどいなかったような気がする。
意欲満々の演奏者と、発表会的雰囲気の観客。
日本人による古楽演奏会にありがちな温度差を感じつつ演奏会は始まったが、全体としてはかなりいい内容で終了した。

勿論その葉書は印刷の文面であったが、余白には自筆で丁寧に感謝の言葉が記されてあり、何というか、逆ファンレター状態で恐縮してしまった。

こちらこそありがとうございました。

蔵人

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