陽性者と家族の日記

マザー・テレサ

マザー・テレサの映画を観た。
オリビア・ハッセーが、マザーそっくりのメイクで、マザーそっくりの動きで、
ジュリエットのあの美女が、魔法使いのおばあさん(! 失礼?)のような、
マザーによくぞ成りきれたなぁ~。と、感心してしまった。
オリビア自身にも思い入れが深かったようだ。

8年前、マザーがお亡くなりになる1ヶ月前に、お会いした時のことを思い出す。
車椅子にいられるマザーの足の指が、クネ~ッと曲がり、
この足でカルカッタを歩き廻られたのだ、と、感無量だった。

「死を待つ人の家」で、ほんの少しボランティアをさせていただき、
他のボランティアの方々と、とても楽しい時を遊ばせていただいた。
仕事と遊びは、ひょっとしたら、対角線上にあるのではなく、
同じ延長線上にあるものかも知れない。と思った。

「孤児院」も見学させていただいて、大泣きをした。

「私は、神が手に持つペンにすぎません」
ご自身を捨てられたマザーの言葉。
「私をあなたの(神の)道具としてお使いください」
とも言われたそうだ。

何も持ってないのに、
何も捨てられない私がいる。

マザー・テレサと同じ時代に生きることの出来た幸せを感じる。

めったになく、2度めのチケットを予約してきた。

たんぽぽ

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