陽性者と家族の日記

日常の大切さ

 昨晩遅く、8日ぶりに家に帰ってきた。

 トロントでは公私共にいろんなことがあって、
心のなかがからっぽでもあり、いっぱいでもあり、昨日の夜は、
「これからいつもの生活に戻れるのだろうか」という不安があった。

 今日一日はまだ休みをもらっていたので、
昼間は娘の習い事に付き合ったり、洗濯をしたり、
掃除をしたりして過ごした。

 夕方は娘の希望で2人でファミレスでごはんを食べて、
離れていた間にお互いに起こった出来事を話し、
8時からは娘が大好きな『水戸黄門』を2人で観て、
今は別々の部屋で娘は宿題の日記を書いていて、
私は締め切りが迫っている大学院のレポートに取り掛かっている。

 こうやって1日過ごして、ふと気付くと、
実際にはなんの変化もないのだけど、
ちょっと心が落ち着いてきている自分がいる。
日常生活ってどうってことないけど大事なんだなあ。

 明日の久々の出社を考えるとまだ憂うつだけど、
まあ、行ったら行ったで何とか楽しくなりそうな気もするし、
とりあえず、時差ボケもないし、体力もだいぶ回復したし、
がんばるとするか。

 

つばさ

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