陽性者と家族の日記

ドラえもんの道具

「ドラえもんの道具であったらいいな~と思うのを描いて」
と言いながら、甥っ子が紙と鉛筆を差し出してきた。

A4の紙が8つに仕切ってあって、そのひとコマひとコマに
私の前に家族一人ひとりがあったらいいな~と思う、
いろいろな道具の名前と説明、そして絵が描いてある。

母は「洗濯でき~る」:洗濯を洗いからたたむまでやってくれる機械。
家事全般をやってくれている母の苦労がにじむ道具である。
娘は「体くにゃくにゃクリーム」:塗ると体がやわらかくなるクリーム。
バレエをやっている娘ならではの発想だな。

姪っ子は「ふわふわクッション」:載せるとマッサージしてくれるクッション。
前の日にお母さんの足をマッサージしてあげた姪っ子らしい思いつき。
甥っ子は「いつでもテレビ」:触れるとなんでもテレビになる杖。
テレビっ子だからなあ~。

みんなの発想に感心しつつ、自分は何も思いつかないでいると、
甥っ子が「家でも仕事でもいいから、何か困ってること考えてみて」。

このアドバイスを受けて私が思いついたのが「すぐにやせ~る」。
一粒飲むと1キロ体重が減る錠剤である。欲しい!

ちなみにそのあとに妹が描いたのは「若くな~る」。
飲むと若くなる錠剤…これも欲しい!

でも、なんだか大人ってやっぱり夢がない?!

つばさ

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