陽性者と家族の日記

Rain or shine

最近になって、晴天の日と天気が悪い日の寒暖の差が
激しくなりましたよね。
僕が勤務する会社の中でも、体調不良を訴える人が続出。
欠勤者も目立つようになりました。

僕自身は体調=機嫌が100%連動している人間なので(笑)、
風邪をひくとそれだけで世界の終わりがやってきたような
鬱々とした気持ちになります。
仕事中ゲホゲホと咳き込んだり、鼻水をすすっている姿は
決して格好のいいものじゃありませんし…

仕事場は、都庁にほど近い西新宿のビルの20Fにあります。
どんよりとした灰色の雲に覆われた雨天の日に、自分の体調が
最悪だったりすると、言動も態度も悲劇のヒロインモード!
しかし、今朝は薄日が射す天気。
ゆっくりながら、少しづつ晴れ上がってきた都心の秋空に、
久しぶりに開放的な気分を味わっています。
今自分が立っている20Fの高さからだと、角度によっては新宿からでも
東京タワーが一望できることにも気づきました。

英語には、Rain or shine という慣用表現があります。
この場合の or は「~か~のどちらか一方」を示すのではなく、
「~と~のどちらでも」という意味。
晴れても雨でも……つまり、「どんな時も」ということです。

自分が眺めている風景の中ではうっとうしい雨でも、
分厚い雲の上には、颯爽とした青空と太陽が輝いているかも知れない。
日々の喧騒の中では、当たり前のこともつい忘れてしまいます。
自分の背丈を考えたら、人間ひとりが見ることのできる世界なんて
ホンのわずかな視野に限られているのだから。

明日はまた別の景色に出会えるかも知れない…と思いつつ、
今日もこうして東京の街を見下ろす自分です。

なぎさのペンギン

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