陽性者と家族の日記

新しい希望

ついこの間21世紀を迎えたばかりだと思っていたのに、もう2008年!
時間の流れの速さは、まるでSF映画のようです。

小学生の頃、自分が40歳になっている姿をよく空想しました。
ぽっこりしたビール腹で、子供たちの父親になって、
家の庭で植木の手入れをしている自分の姿を思い浮かべたものでした。
現実の僕といえば、結婚もせず子の父親にもならず、
オジさんになってもクラブ遊びやジム通いを続けるゲイの独身。
中年という点では合致するけど、運動のおかげで太っちゃいないし
自分で想像していた40代よりず~っと若々しい!
う~ん、負け惜しみで言ってるんじゃなく(笑)

「自分の子供をもつ」という夢は実現しそうにはないけど
愛するひとと温かな家庭を築くことは不可能ではないかも。
たとえ、まだ完治の方法が見つからない病気に罹っていても、
同性愛者という少数な存在でも。

こんな未来になるなんて…人生ってまさにSFで、だから面白い!
僕が生きているうちにプライベートな宇宙旅行に行ける時代は
来そうにはないけど、自分にとっての明日への希望はまだまだ描けそう。

根っから楽天的な僕の初夢は、遥か先の未来へと広がっています。

なぎさのペンギン

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