陽性者と家族の日記

Give-upにはまだ早い

「マイペースを守ることは確かに大切。でも、いつまで経っても
同じだったら、それ以上のレベルには決して上達しません」
フィットネスクラブでお世話になっているトレーナーさんは、
いつもこう言って僕を励ましてくれます。
彼女の言葉のおかげで僕は自分に挑戦することの楽しさを学びました。
それは単なるスポーツに留まらず、僕の毎日の生活の中で座右の銘に
なりつつあります。

病気を告知されてから、色々な人たちに「無理はするなよ」「健康を第一にね」
と言われます。気遣いは本当にありがたいです。
でも、同時に自分の限界に簡単に線引きをしがちになってしまいました。
仕事でも遊びでも。
物事に全力で取り組むという姿勢を忘れかけていたのです。

自分に無理はしていないし、これからもしない。
でも、何かに「ネを上げ」そうな時には
「そのギブアップ、まだ早いんじゃない?あと1分だけがんばってみない?」
と問いかけるようにしています。

自分の向上を知る喜びって、格別ですから。

なぎさのペンギン

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