陽性者と家族の日記

as time goes by…

先週、友人とお芝居を観に行った。

彼女は高3で同じクラスになり、その後お互いにいろいろあって、
あまり連絡を取らなかった時期もあったものの、
ここ数年は舞台を観るときはほぼいつも彼女が一緒という感じで、
2ヶ月か3ヶ月に1度、会う機会があるという感じ。

お芝居のあとに感想を話すのも、
すごく大事なお芝居を見るプロセスの一部だと思うのだけど、
彼女はそういう意味では本当に最高の「鑑賞仲間」でもある。

さて、今回もいつものようにお芝居の前にお茶をしたのだけど、
そのときに自分の今悩んでいることを話した。
普通は、そんな話はしないのだけど、
なぜかそのときは話してみようかなという雰囲気だったから。

彼女のアドバイスは…思いがけず、耳が痛いものだった。
でも、もう20年くらい私のことを知っているからだと思うけど、
今まで相談した人のなかでは、最も的を得ていると感じた。

また、私の知らなかった彼女のこれまでが垣間見えて、
彼女はこんな人生も生きてきたんだとつくづく思ったりした。

私は「親友」ということばは好きではないし、
「悩みを打ち明けられるのが本当の友達」とも思わない。
彼女とも「何でも言い合える」という関係ではなかった
(し、おそらく今もそうではない)と思うけど、
時を経て、静かに深くなっていく人間関係ってあるんだと思った。

つばさ

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