陽性者と家族の日記

リビングウィル

実家から親戚のおばさんの訃報連絡があった。
前日、仕事中に
「おばさんが倒れて、手術したけど意識が戻らない」
との電話をもらってたけれど・・・

その事実が受け入れられないほどに
ショックを受けている自分がずっとここにいる。

自分が実家から離れて暮らしていることもあって、
最近では、年に一度逢うかどうかの距離感だった。
でも、幼少の頃から、かわいがってくれた
思い出というか、事実はゆるぎないもので、
逢えば、その瞬間から気さくに話が弾む間柄で。

本当なら、最期のお別れに飛んで行きたいくらいだけど
それが叶わないので、先ほど、お花の手配し、
少し涙を浮かべながら、電報をネットで発信して、
ぼんやりとしている・・・

さらに思いを困惑されることがあって。
「延命治療をしない」というリビングウィルがあったそうで、
旦那さんはそれを遵守したことでして。

自分が、その旦那さんの立場だったら、同じように
リビングウィルを尊重できるだろうか??
いつか目を覚ますかも・・・という強い気持ちが
嫁さんを逝かせることを
出来ないんじゃないか、いや、出来ないだろうと。

しばらく、このフクザツな思いを大切にしたいと思う。

ガジ

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