陽性者と家族の日記

テレビ離れ

現在 自分が暮らしている部屋には テレビがありません。

わざとテレビを置いていない、という言い方が正しいのかもしれませんが。

テレビがない、といっても…いわゆる地上波デジタル(もしくはアナログ放送)
の電波を受信する機械を置いていない、という意味でして。
パソコンのモニタを通したインターネット経由で 外国のテレビ局やスポーツ
中継の放送などは 時々見ています。
(どうしても というときには 携帯電話のワンセグ機能を利用)

つまり
「ねえ、○○○○のあのCM、見た?」とか
「今度の月9で始まったドラマ 超面白いよね!」
というような話題には まるでついていけない という事態に…
「それって不便じゃない?」と言われることもあるけれど
慣れてしまうと なくても意外に困らないです…テレビ。

見なくなった大きな理由のひとつは
テレビがインターネットの悪影響を受けすぎている ということ。

ネットって 確かに便利だけども シロウトの情報とクロウトの情報を
検索エンジンがいっしょくたにひっぱってくるじゃないですか。
だからこそ 使う側が知恵を働かせる必要があるのだけど。

現在のテレビって ネットへの対抗か わかりやすさを意識しすぎているのか
シロウトが出てきてモノを語る場があまりに多すぎるような気がする。
誰にでもわかるようなこと(わからなくちゃいけないはずのこと)にも
必ず解説者がついて 不必要なコメントを入れてくる。
ずっと見続けていたら人間の想像力はどんどん奪われてしまう って
ついにテレビを部屋から追い出してしまった(!)のです。

むかし テレビがみんなの話題の中心だったころの番組は
今見直してみても飽きないものが多いですよね。
飽きないっていうのは それだけわかりにくかった 自分の想像力を働かせる
余地を残していたからではないかな、と思うんです。
情報のありがたみを みんなが実感して共有していたからせいもあるのかなあ。

なんだか 大げさなテレビ批判になってしまった…
でも 地デジの普及が進まないって言われているウラには
僕みたいな理由の人もいるんじゃないかって 勝手に分析してみました(笑)

むかしむかしのテレビっ子である自分としては 今の現状は やっぱり寂しいです。

なぎさのペンギン

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