陽性者と家族の日記

運命のノック

この4月から 仕事の空き時間に職場のスクーリングに通っています。
授業内容は、基本的なビジネスマナーとITスキルのレベルアップ。

初日、講師の先生よりこんなあいさつがありました。

「たとえば、途中から会議室に入室する場合など、みなさんはノックをされる
と思うんですが…その場合…何回叩きますか?」

 ?

ほとんどの人が2回。
僕も2回でした。

「2回は[トイレノック]と言われ、誰かが個室に入っているかどうかを
確認するために使われているので、初対面の人には好印象を持たれません。
初めて会う人には4回、親しい人との間で3回、というのが世界的な常識と
されていますね」

日本はノック文化が根づいていませんから あまり神経質になる必要は
ありませんが、最低でも3回は心がけてください、とのことでした。

また、ノックをする時にこぶしでドアを叩くのは[相手を殴る]イメージに
つながるそうです。
こぶしを自分側に向けて、折り曲げた手の甲から3本指(もしくは4本指)で
コンコンコン、とリズミカルに叩くのがコツだとか。
確かに アメリカ映画の警察ものなど見ていると そういうシーンが
けっこう出てくるねえ。

とどめとばかりに 講師からさらにびっくりするようなひと言。

「ベートーヴェンの交響曲第5番に『運命』ってありますよね。
 出だしに ジャジャジャジャーン って鳴りますが、
 あれって…[ジャン]が何回ですか?」とニヤリ。

運命があなたの人生をノックする、というのが 
ベートーヴェンのコンセプトだったらしいんですが。

目からウロコって こういうことかあ(笑)
勉強になりました~

なぎさのペンギン

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