陽性者と家族の日記

46歳

思いついて、亡くなったパートナーの名前をGoogleで検索したら、
いくつかのページが出て来た。

そのひとつに、ある国の芸術機関が作っている、
アーティストのプロフィールリストのサイトがあり、
そのなかで彼は現在46歳となっていた。

生きていたら確かに46歳。
そこに生きている彼がいるような気がして、
見ていた娘と二人で、なんだかうれしいような悲しいような、
泣きたいような気持ちになった。

最近よく、彼と一緒に住んでいた頃のことを思い出す。
街の感じとか、料理とか、音楽とか。

遠く離れたところだけど、いつか、遠くない未来に、
娘と一緒に行きたいな。

つばさ

陽性者と家族の日記 へ