陽性者と家族の日記

無知の恐怖

イギリスでもタンポポの花が咲き、日中は春の陽気になってきました。さて、東日本大震災以後は、世界中で原発の議論が活発になっています。これまで、自分がいかに放射能や原発について無知、無関心、だったのかをつくづく考える今日この頃です。HIVと同じように、放射能そのものだけでなく、風評や、パニック、過剰反応が本当に怖いですね。そういった意味では、HIVも、病気そのものもさることながら、社会の無知、無関心が二重三重に陽性者を苦しめている気がします。さて、台所事情が厳しいのはどこも同じようで、福祉国家・イギリスでは、医療制度や、失業保険制度の見直し、出費削減が議論されています。日本でも、環境や差別問題に意識して、経済ではなく、人を大切にする国を目指した、活発な議論が繰り広げられることに期待します。

ひろき

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