陽性者と家族の日記

祭りのあとのロンドン

ロンドンではオリンピックとパラリンピックが終了しました。いつもは、ちょっとクールに構えて、あまのじゃくな態度をとることが多いイギリス人たちも、蓋を開けてみれば大いに盛り上がってたようです。特に、パラリンピックは、史上初めてチケットが完売したとか。他の比べてどの国が進んでいるとか、簡単に言いたくないのですが、障がい者の社会進出に関しては、イギリスは“進んで”います。福祉システムやインフラについては、専門家ではないのでコメントは避けますが、クラブやバーで、車いすの方がごく普通に楽しんでいるのをみかけます。つまり、障がい者の方が、日常生活の一部に、ごく自然に入って自分たちが楽しむ権利を享受しているのです。これは、日本とは違う印象です。パラリンピックに出場していた選手たちを見ていると、“障がい”とか“欠けている”ということではないのが分かります。人間は、何か不便なことがあれば、それを補おう、とほかの部分補助したり、感覚が研ぎ澄まされたりするのだそうです。パラリンピック選手たちは、“健常者”の選手たちより、自由にに感情表現していました。その姿を見ていると、“健常者”のほうが、型にはまったイメージにとらわれていて“不便”なのかもしれない、そう思わされました。

ひろき

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