陽性者と家族の日記

哀しい予感

2年前に、AIDSを発症して4ヶ月の入院生活で
沢山の本と出合ってから、趣味は読書ですと言えるほど
本を読んでいます。

偶然に手に取った本が、後に凄いメッセージを
送っていたんだと感じる方が多いと思います。(本に限らず歌や映画とかね)
後になって、「あの時あの作品を読んだ気持ちがここに繋がっていたぁ!」
「なんであの時このメッセージに気づかなんだ!」なんて思う事がしょっちゅうの僕です。
2年以上以前に、湊かなえの「告白」が話題になり全然内容を知らないながらも
ミーハーの僕は文庫化になった途端に購入し読みました。
作品は凄く面白かったです。ひとつの場面をそれぞれの角度から捉えていき
最後は・・・本当に夢中になって読みました。
ただ、この作品のキーポイントになる事柄に僕はドキってとして
「何でこの本を今僕は読んでいるんだろう?これは何かのメッセージか?」と
感じずにはいられませんでした。
そして、その後僕は体調を崩します。「あぁあの時のメッセージはここに繋がっていたのかぁ」

今、友人の薦めで重松清の本を読んでいます。
これまた「泣けましたぁ」とテレビリポーターの女の子が言っていて
泣きたい民族日本人のミーハー僕が選んだ作品は「その日のまえに」。
全然内容を知らずに手にした本は、毎日僕を泣かせます。
そして、この本が今、僕の所にやってきたメッセージとは????
—-そういや、最近精神的にも時間的にも物理的にも度を越した忙しさで内服がままならない(TT)
—-そういや、先日の定期受診で初めてCD4が下がってたっけ

なんだか、変な日記になっちゃったな。
ま、読書はいいモンです。色んな世界に一気に連れて行ってくれます。
でも、本当は実際に好きな人と色んな所に行きたいのですけど。。。
所詮、読書はおひとりさまの娯楽の王道ですわ!!!

IHO 拝

IHO

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