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1)HIVスクリーニング検査
HIVに感染している可能性がある人を調べる検査です。HIVのたんぱく質(抗原)、またはHIVが体内に入った場合にそれを排除するために作られる抗体が血液中にあるかを調べます。見落としを避けるために感度が高くなっているため、本当は陰性なのに陽性となることがあります。スクリーニング検査が陽性の場合、確認検査を行って本当にHIVに感染しているのかを確かめます。
2)HIV確認検査
HIVに感染しているかどうかを確定するための検査です。HIVに対する特徴的な抗体が複数の種類存在するかを詳しく調べる検査と、次に述べるHIV遺伝子検査を組み合わせて確認します。この検査が陽性の場合、HIVに感染していると判断します。
3)HIV遺伝子検査
血液中のHIVの遺伝子の量を調べる検査です。スクリーニング検査で陽性となった場合の確認検査として、またHIV陽性者の経過観察や治療効果の確認のために行われる検査です。NAT検査、HIV-1型RNA定量検査などと呼ばれることもあります。