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HIVに感染しても、検査で検出できる量のHIVが血液中に現われたり、抗体ができるまでにはある程度の時間がかかります。そのため感染の早い時期にはHIVの抗原抗体を検出できないことがあり、この期間をウィンドウ・ピリオドと呼びます。ウィンドウ・ピリオドの期間は通常では28日以内(出典【1】)と言われていますが、これより長い場合もあります。ウィンドウ・ピリオドの期間であっても、性行為などで相手にHIVを感染させる可能性があります。
このウィンドウ・ピリオドの期間に検査した場合、HIVに感染していても検査では陰性となります。東京都では信頼性のある検査を実施できるまでの検査待機期間として、通常検査では60日以上、即日検査では90日以上あけて検査を受けることを推奨しています。
出典【1】「2017年度HIV/AIDSについて(ファクトシート/WHOによる)」
https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/2017/12221202.html