このPGMというプログラムは感染を知って6か月以内の人のためのものですが、自分の場合、2016年の8月初旬まで入院生活をしていて、退院してから数えて、ということで今回の2017年最初の期に参加させていただくことができました。
退院後も6か月ほど自宅療養していた自分にとって、他にも同じような人がいて、その人たちといろいろ話ができることは、自分を変えるきっかけになるんじゃないかという期待と、そして初めて会う人たちがどんな人たちなのか、どこまで話していいのかな?という不安が入り混じった複雑な気持ちでの参加になりました。
少し前のことなので、あまりよく覚えていないのですが、参加者中ほぼ最年長にもかかわらず、全4回中3回くらいだったか、涙ながらに話したような気がします。今思うと、なぜあの時期はあんなに泣いてばかりいたんだろうと、かなり恥ずかしい時期でもありました。
感染を知って6か月が過ぎ、その後PGMに参加して6か月が過ぎ、いつの間にか自分も服薬開始から丸一年が過ぎました。実は参加メンバーの一人の方とは、その後も時々会うこともあり、これからの自分にとって大切な友人になりそうです。初めの6か月は一人涙なく病気と向かい合い、その後の6か月は周りのいろいろな人と共有できた涙の時間になりました。人によってPGMの捉え方は様々かもしれませんが、自分にとっては参加メンバーはもとより、ファシリテーターの方も含めてとても温かい空間でした。今後参加される方にとってもそのような機会になることを願っています。
本当にありがとうございました。