運営委員のつぶやき

矢島 嵩

先日、ある地方に行ってきたのですが、HIVのことを中心にその地域で活動している人や、いろいろなタイプの陽性者に会いました。ひとりひとりと話をしてみると、みんな様々だけど共通したことを考えています。お互い近くにいるのに、いまひとつ分かり合えずにいることが結構あるんじゃないかな?ちょっとした 勘違いとか相手への思いこみ、プライドやコンプレックスとか、そういった誰でもが当たり前のように持っている、人生の「あか」とか「あざ」のようなものが 相互理解を阻害するのですね。でも、その「みぞ」のようなものを埋めて、先に進もうとする人たちもいて、素敵な兆しを感じて帰ってきたのです。

東京に戻ってきて日々の活動に戻ったときに、やっぱり同じだなーと思いました。バックグランドの異なる人同士でコミュニケーションをとることって、異な るからこそ大切なのに、それに費やす時間とエネルギーが足りていません。身近に居ながら、分かり合えていない人と、もう少し丁寧に会話をしてみようか な・・・。忙し過ぎるのはいけませんね。

矢島 嵩

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