運営委員のつぶやき

矢島 嵩

10年前に感染告知されて間もないころに入院していた病院に、友人を見舞いに行きました。木々に囲まれた郊外の病院の日当たりのよい病室に、友人はちょっ とハデ目なパジャマ姿でベッドに腰掛けていました。一緒に食事をしたりして少しばかりの時間を過ごしてから、彼とお別れをして帰りました。雑木林を抜けて バス通りに出たら、急に封印していた様々なことが溢れ出てきて涙が止まらなくなってしまいました。あの頃の僕と同じように窓の外の風景を見ている友人のこ とや、彼のことを大切に思っている人たちのこと、そして僕自身の10年。秋はいつでも感傷的になるけど、切ないです今年は

矢島 嵩

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