運営委員のつぶやき

矢島 嵩

先日、ある地方自治体の研修会に招かれて講演に行きました。たまたま直前の一週間がものすごく仕事が忙しい時期と重なり大変だったのですが、事前に送るべき資料は送り、ワークショップの準備をして、講演の内容などもちゃんと考え、なんとか準備怠りなくその日を迎えることができたのです。ところが、当日の朝起きたら、疲れからか、風邪をこじらせた結果なのか、熱が高く、最悪のコンディション。でも、だからこそ、すごく頑張りました。それなりに受講者の反応も悪くなく、無事に研修を終えました 。「素晴らしかった」「感激しました」という感想を何人かからいただきちょっとばかり安堵したのです。

ところが、 実はその後にショックなことがあって落ち込んでしまいました。具体的には書きにくいのですが・・・。ようるするに、「素晴らしかった」「感激しました」と聞くと、当然何かアクションをおこすはずだと思う訳なのですが、そうではないようなのです。話は素晴らしかったけれども、特に動き出そうとか、何かを少しでも変えようとかするわけではない、公務だから研修に参加したわけで、それ以上でも以下でもない。そんな消極的な姿勢をつきつけられる場面があり、徒労感にうちひしがれてしまったのでした。

僕たちは自発的な意志で何かを変えようという思いで活動しているし、少しでも暮らしやすい社会になるといいなーという思いで、これでも日々小さな力を振り絞って活動しています。そんな日々を何とかやりくりして今回の研修に行ってきたのです。善良で、頑張っている人が大勢いることを理解しているつもりですが、今はどうしてもやさしい気持ちになれずにいます。明日も別の研修会があるのです。この精神状態とこの体調、、、どうしよう???

矢島 嵩

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