運営委員のつぶやき

矢島 嵩

最近、福祉や看護系の学校に講演に行く機会が多いです。当事者としてのスピーカー活動というのは、自分にとっては「頭脳労働」ではなく、「感情労働」に近いことで、ひとつ講演が終わると「充実感」と「疲労感」がセットでくるので、なんだかホッとするような反面、泣きたいような気分になったりもします。

とくに何十人何百人もの人を前に自分自身のことを話すとなると、それだけでけっこうストレスがあるし、全員に伝わるように、誰も傷つけないように、言葉足らずで誤解されないように、それでも核心の部分がブレずに届くように、なんてパーフェクトなことを考えて頑張りすぎてしまったりします。でも、いろいろな人がいろいろな感想を持つわけで、それはそれで良いことなのだけれども、「そんなつもりで言ったんじゃないのに・・・」などという感想に触れることもあります。やはり、インターバルやエネルギー補給が必要なのだなーとつくづく思います。アウトプットばかりが続くと、やはり心がささくれ立ちます。気をつけないと。

矢島 嵩

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