運営委員のつぶやき

矢島 嵩

先日、友人と浅草へ行きました。
雷門の真ん前に位置する浅草文化観光センターが、
建築家の隈研吾氏が手がけて立て替えられたという話を聞いて見に行ったのです。

景観論争などもあったと聞きますが、
僕はとても好きでした。
大胆かつ繊細で、
新しい建物を伝統的な街の居住まいに調和させる工夫がされていると思いました。

知らなかったのですが、
東武浅草駅も建設当時のアールデコ様の外観に戻されていて、
雰囲気のある建物に様変わりしていました。

パリのルーブル美術館にガラスのピラミッドができたときも、
多いに賛否両論があったとききますが、
そういった 議論があるのはとてもステキじゃないですか。

伝統的なものに新しい技術やセンスを取り入れていく勇気と、
こだわり続ける頑固さの両面があってこそ、
味わいがありながらも、
生き生きとした街になるのじゃないかなと。

そうそう、
スカイツリーは隅田川越しに拝んだだけだったのですが、
某ビールメーカー本社ビルの 「金のきんとん雲」
(ホントはビールのジョッキと泡のイメージだとか)とのセットが
妙にマッチしていてこれも好みでした。

もともと僕は東京の下町にルーツがあり、
小さなころはこのあたりを縄張り?としていたものでしたが(笑)、
久しぶりに訪れれみて、
懐かしいなかにも活力のようなものを感じて、
ちょっとうれしい気分になって帰ってきました。

矢島 嵩

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