運営委員のつぶやき

矢島 嵩

母親が体調を崩し入院をしました。

あれこれ検査をしていろいろな可能性を探っているのだけれども、
どうも原因がはっきりしない日々が続いて……

僕は、そういった情報を
80代半ばで少し耳の遠い母親がかけてくる
談話室からの[コウシュウデンワ]と表示される電話を頼りに収集していたのだけれども、
やはり情報が断片的でどうもよくわからない。

意を決して、
病棟のナースに電話をかけ、
主治医との面談をアレンジしてもらい、
主治医から説明を受け、
明るい見通しがつき、
ほっと一安心。

主治医の説明は明快でわかりやすいものだった。
だけど、これを自分のことに置き換えて理解して受け入れるって、
高齢な母でなくてもちょっとした技術というか、
発想の転換がいるような気がする。

つまり、自分が感じている「実感」といったものと、
主治医が説明する「データ」の間にはギャップがあって、
それをどうやってしっくり自分に納得させるのかといった、
当事者ならではの困惑と課題があるのだなって。

それから、
自分では医療との付き合い方をそれなりに学んできたつもりだけど、
自分ではなく身近な人のこととなると、
自分のこと以上にもどかしさがあって……

難しいもんですね~

矢島 嵩

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