3月24日(土)〜 映画『BPM(ビート・パー・ミニット)』公開
3/24(土)から、映画『BPM(ビート・パー・ミニット)』が公開されています。
この映画は、第31回日本エイズ学会開催の際、プレミア試写会を共催し、専門医のご協力のもと、代表の生島が字幕の監修をさせていただきました。
アカデミー賞にノミネートされなかったため、上映館が限定されています。上映期間も動員によって短くなる可能性があります。ぜひ、早めの鑑賞をお願いします。
●映画『BPM(ビート・パー・ミニット)』
公式Webサイト http://bpm-movie.jp
第70回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞し、第90回アカデミー賞外国語映画部門フランス代表にも選出された話題作。
●予告編
https://www.youtube.com/watch?v=ipU3QTkFom8
この映画は音響のよい映画館で見るのがおススメです。
BPMとは「音楽のテンポ」、「心拍の速さ」を表す単位のようです。HAARTがでてくる直前のパリ、ACT UPパリのメンバーだった監督が当時の模様をリアルに描いています。治療法が確立しない時代を生きた若者たちの鼓動に触れてください。
HIV陽性者と陰性者の活動家同士の愛情。学校現場での性教育のありかた。政府や企業と患者団体との距離感や関係性。エイズの出現によって社会が変えられてきたことは、実は沢山あります。それが感じられる映画です。もちろん、全く変わっていないものもあります。
ぜひ、映画館にお出かけください。
●ストーリー
舞台は1990年代初めのパリ。エイズ発症者やHIV感染者への差別や不当な扱いに抗議し、政府や製薬会社などへ変革に挑んだ実在の団体「ACT UP Paris」の活動を通して、若者たちの恋と人生の輝きを描く。ACT UPのメンバーだったという監督自身の経験が物語のベースとなっている。明日をも知れぬ命を抱える主人公の葛藤、感染者を一人でも減らしたい、友人の命を助けたいという情熱、恋人との限りある愛……。生と死、理想と現実の狭間で揺れ動きながらも、強く生きる若者たちの生き生きとした表情や行動が、力強くエモーショナルな映像と共に綴られる、感動作。
●監督・脚本:ロバン・カンピヨ/出演:ナウエル・ペレ・ビスカヤー、アーノード・ヴァロワ、アデル・エネル 他/2017年/フランス/143分
スタッフ日記 「映画「BPM ビート・パー・ミニット」いよいよ公開」(生島)もあわせてお読みください。