スタッフ日記

オレンジの国から deel 7

今日はとうとう気温が37℃まで上がったアムステルダムです。
お店のディスプレイに飾られていたチョコレートを事務所のお土産に買おうとしたら、店員さんに「今日はあまりにも暑いので、チョコレートは売らないようにとオーナーから言われているんです」と止められてしまいました。
 

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アムステルダムには、ミュージアムがたくさんあります。オランダと言えば!なゴッホやフェルメール、レンブラントなどの画家の美術館を巡るもよし、拷問、大麻に、セックスやエロティシズムの博物館などもあります。

アムステルダムの飾り窓地区にある、「売春博物館(Museum of Prostitution)」に行きました。
オランダでは、セックスワークは合法の労働で、セックスワーカーは商工会議所に登録した上で仕事をします。客の平均滞在時間は6分、一番依頼が多い行為はフレンチ・キスで、セックスワーカーの70%には配偶者か長年のパートナーがいる…といったデータや、セックスワークへの思い込み・偏見を打ち破るような展示物が満載の博物館でした。
一方、セックスワーカーには外国人労働者が多く、オランダ人のセックスワーカーより少ない報酬で働いていることや、客からの暴力や人身売買の被害に遭うこともあるといった負の側面も描かれていました。


ちなみに、今回の国際エイズ会議では、欧米の一部の国で買春を処罰の対象にした結果、セックスワークがアングラ化してしまい、セックスワーカーはよりHIV/エイズなどの健康上・安全上のリスクにさらされることになったという研究発表がありました。

おーつき

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