スタッフ日記

小さなしあわせ

「幸せは小刻みに」、ある雑誌*のリレーエッセイ「幸せって何だろう」に、鷲田清一氏(哲学者)が書いたエッセイのタイトルです。

ナチスによるホロコーストを経験した心理学者フランクルの著書『夜と霧』の話から、強制収容所での先の見えないつらい日々について「・・・希望を捨てずにいるには、一つしか手がありません。希望を極小にすることです。あえて小さな問題にかかずらわることでその日その日をしのぐことです。・・・」とフランクルの書いた内容を伝え、一日一日、ちょっとした、いいことがあったら、そのことを大切にして生きるのがいいのではないかと言っています。

新型コロナウイルス感染症がいつ収束するのか、先がみえませんが、鳥前進さんが書いているように、「明けない夜はない」

私もちょっとしたうれしいことを思って、毎日を過ごそうと思います。
家の近くの道を歩きながら目にした小さなしあわせです。3枚目はちょっとピンボケですが。

(*ジャフメイト2019年11月号 JAFメディアワークス発行)

はらだ

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