土曜の朝、午前9時
いくしまさんが研究代表者を務める研究班「地域におけるHIV陽性者等支援のための研究」では、その研究活動の一環として、地域の支援者のHIV陽性者やその周囲の人からの相談対応への準備性を高めるために、研修会の企画運営や教材の制作などを行っています。
映像教材の制作においては、昨年度からすでに医師、看護師、医療ソーシャルワーカー、およびHIV陽性者の雇用経験がある企業の人事担当者の方々による多彩な講義の収録を行っていますが、このほどHIV陽性者のセクシュアル・ヘルスの支援をテーマとして、ちずこさんが講師に登場することになりました。
撮影場所はぷれいす東京の事務所で、お休みの日、しかも電話や来客がなさそうな時間帯を見計らって撮影が始まったのですが、それでも遠くで山手線が警笛を鳴らして走っていったり庭では芝刈りが行われていたり、果ては冷蔵庫の振動音をマイクが拾ってしまったり…。すでに外音をシャットアウトするために窓は閉め切り、エアコンも使えず照明の熱で灼熱の地と化したぷれいすスタジオで難儀な「アクション」「カット」の繰り返しでしたが、涼しげな顔のままちずこさんのお話は続きます。
そんなこんなで鋭意制作中の映像教材ですが、完成した暁には、研究班のWebサイト「地域におけるHIV陽性者等支援のためのウェブサイト」でくわしくお知らせできるかと思います。研究報告書や支援ツールなども掲載している支援者向けのポータルサイトですので、あわせてよろしくお願いします。
地域におけるHIV陽性者等支援のためのウェブサイト http://www.chiiki-shien.jp/