スタッフ日記

七夕

週末に仙台の七夕まつりに行ってきました。震災後はじめての仙台。「仙台はだいぶ元のようになったよ」と友人から聞いていましたが、僕はとても神妙な面持ちでした。

前夜の花火大会、そして七夕飾り、どれを見ても震災の色が強かった。大勢の方が訪れていて、一歩も動くことができないほどの状況でしたが、辛い気持ちの人もいるのだろうなぁ…と思ったり、友人たちの話を聞いていても、言葉の裏側にある悲しみや不安が見え隠れしていて…。

とあるおにぎり屋さんで朝食を食べていた時のこと。店員さんが「お味はいかがでしたか?」と尋ねてきましたので、「とても美味しかったです。特に仙台みそに大葉を巻いた味噌おにぎりが…」と答えた後、「震災は大変でしたね」と声をかけたら、本家が流されたこと、親戚が津波に流されたことを、一気に僕らに話しかけてきました。何もできずに、ただただ話を頷いて聞いていただけでした。東京での震災や津波との距離感と東北のそれとでは、明らかに違うのだと痛感。そしてこれから続けて応援していかなければならないなぁとも感じました。

会場で流れていた「青葉城恋歌」は沁みたなぁ。僕ができることは限られているけれど、少しでも笑顔になれるように祈っています。

さとう

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